ザ・グレイトフルデッド跡地

2009年09月20日

事前予想と結果との齟齬

 先月、再現答案の検討会を行った。
 検討会のメンバー4名の点数が出揃ったので、事前の検討結果と実際の成績とのズレを検証してみる。
 メンバーは、堀馬、オレンジくん、misima氏、A氏。

 公法・刑事系については、多少のズレあるものの、事前検討と結果との乖離はなかった。

 検討会において高評価を得たオレンジ君の公法は、128。
 同じく、高評価を得ていた堀馬の刑事は、148。
 
 そして、公法・刑事については、検討会で予想された4名間の相対順位と結果には相関関係が認められた。


 問題は、民事系である。
 事前検討によると、
 A氏 160
 堀馬 150
 オレ 130
 misi 120

 A氏>>堀馬>>>>>>>>オレンジ君>>misima氏
 
 しかし、実際には、
 A氏 150
 堀馬 180
 オレ 170
 misi 禁則事項

 堀馬>オレ>>A氏>>>>>>>>misima氏
 
 特にオレンジ君は、
 民訴で第3テーゼで書く、
 民法では189条無視という体たらく。

 それなのに、170。
 なぜだ!?

 今度、オレンジ君の再現答案を差し押さえて来ることとス。




 
posted by 名もなき元受験生のソウル at 20:48| Comment(5) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

法律知識が、戦力の決定的な差でないことを教えてやるとかやらないとか

(昨日の続き)

 法律知識と試験結果とが比例していない。
 
 A氏とオレンジ君との知識の差は、歴然としていて、A氏を強襲サイヤ人時の「ベジータ」とするならば、オレンジ君の知識は「ヤムチャ」クラス(サイバイマンにやられる程度)。
 事実、短答の点差は、40点の点差があった。

 にもかかわらず、論文においてはオレンジ君が、A氏を20点弱上回っている。
 
 ちなみにオレンジ君は選択が絶望的に悪く、25点台wの足きり寸前だったため、公法・民事・刑事だけで比べれば、オレンジ君がA氏を40点以上上回っている。


 とすると、法律知識は短答突破レベルがあれば十分で、あとは表現力、もっと言えば、答案作成の技術で勝負がつくのではなかろうか?


 明日は、堀馬とオレンジ君が心がけた答案作成の形式面技術面について、書いてみたいと思う。

 引っ張ってみた(笑)
posted by 名もなき元受験生のソウル at 23:04| Comment(8) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月23日

南極条約 その1

(昨日の続き)


 オレンジ君と堀馬との約束ごとを大公開。
 当たり前のことばかりかも知れませんが… 


 その1 形式面。

 司法試験は書面審査。
 なので、とにかく採点者に読みやすくすることが重要である。
 そのために

第1.ナンバリング
 1 具体例
 「第1
   1
   (1)
     ア
     イ          」

 という形で。
 「ア・イ・・」くらいまででOK。


 2 ナンバリングにおける注意点
 設問ごと、論点ごとに、そして文章構成ごとにナンバーを振る。
 適当にナンバーを振れば良いわけではない。

 そして、ナンバリングにおいては、
 「1.問題提起
  2.規範定立
  3.あてはめ」

 を徹底する。アホ程徹底する。
 
 問題提起は結構クドく、いかなる条文のいかなる文言の問題であるかを明示する。

 規範は短く。しかし、必ず理由付けを。
 ここで絶対に本件固有の事情を用いない。

 「あてはめ」は必ず「本件では・・・」で書き始める。
 「本件」は「あてはめ」の目じるし。

 注意していないと、つい規範を立てながら、あてはめてしまう。
 「2」と「3」とがゴッチャになる。
 2と3の峻別を。

 分量は、2:2:4くらい。



第2 自分にも解かる文章で

 1 「たんぶん」
   短文 短く
   淡文 あっさりと
   単文 1文内は、1主語・1述語。
       1文内に、複数の主語を入れない。 

 2 とにかくわかり易い文章を。
  自分で読んでも分からない文章を書かない。
  平時に用意する論証を自分の分かる文章に書き換えておく。


第3 読む者に予測可能性を与える
 答案の冒頭で
 「本件○○について、○○罪が成立する。
  以下、詳論する。」

 と、結論を出しておく。
 そうすると、下の例のように、多少論理が行ったり来たりしても、読み手が結論を知っているので、読みやすい。(はず)
 
 「Aであるか?
  たしかにAでない。 
  しかし、○○である。
  もっとも、××もある。
  よって、Aでない。」

 そもそも論理が行ったり来たりする文章自体、悪文であるが、現場ではやらかす可能性も否定できない。
 そこで、最初に結論を明示しておく。
    


 とりあえず、思い出したところを書き出してみました。
 「引っ張っておいて、この程度かーっ!」とは言わないでw

 要望があれば、明日は「技術面」

posted by 名もなき元受験生のソウル at 00:23| Comment(6) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

万年筆の価格の違いが、戦力の差であることを教えてやるとかやらないとか

(前回のつづき)


 技術面の合言葉

1.設問を徹底的に読む
2.問題文を読む際に、全力を尽くす
3.設問に答えようとする
4.質より量  悩んだら書け!


 以下、shouさんの質問に答える形で進めます。

まず、答案構成の時間について質問させていただきたいです。自分は、答案構成の時間がかかりすぎるので、書き始めるまでに45分くらいかかってしまいます。したがって、書く時間が少なくってくることから、6枚くらいしか書けません。


 答案構成には、45分から50分ほどかけていました。
 近々本試験のTK(答案構成)をアップしたいと思います。
 残りの70分で、7枚書きます。
 字が大きいかも知れませんが、1ページ10分の速度で書けます。
 
 スピードアップの方法についても、また後日詳しく書きます。


次に、堀馬さんが使用されていた筆記具について。堀場さんはだいたい7、8枚は書かれていたみたいなので、書くスピードは他の人よりも早いと思います。やはり万年筆を使用されていたのでしょうか。自分は、今、検討中であります。


 私は、以下の理由から万年筆狂信者です。
 
1.カッコよい →モチベーションが上がる
2.余り疲れない  筆圧をかけず滑らせるように書くので
3.昨年2位の方も使っていたw
 →ミーハー

 PILOTのカスタム742を使ってます。
 カッコよいとやる気が出ます。
 ヤフーショッピングで15,000円くらい。
 中古品は手を出さない方が吉。

 


最後に、論点の拾う数について。書く論点を絞っても、深く考察したものであれば、点数は良くなるということを聞いたことがあります。しかし、自分は、より多くの論点を少しずつ書いていった方が評価が高くなるような気がします(深く考察できないというのが本音なんですが)。堀場さんのスタンスはどのようなものだったのでしょうか。


 「深く考察」している暇はないと思います。
 明日、詳しく書きますが、答案作成において最も重要なのは、最後まで書ききることだと思います。
 途中で深く書きすぎてしまうと最後まで処理し切れません。
  
 今年の刑法は多論点で、法学セミナーの解説の先生も
「論点が多すぎ、これでは深い考察ができない」旨、嘆いていたと記憶しています。

 設問に答えること、そのために最後まで書ききることを重視しました。

 TKせず、思いついたことを、バラバラに書いているので、おかしな文章ですが、お許しあれ・・・

 たぶん、まだ続きます。



posted by 名もなき元受験生のソウル at 11:34| Comment(10) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

目標をセンターに入れてスイッチ


(続き)
 
 答案作成上、最も注意したのは、
「設問に答えること」

 当該設問が何を聞いているのかを考え抜く。
 その上で、問題文を読む。
 そして、法律家として、問題文を処理する。

 ある先生から「司法試験は実務家登用試験である」
「試験と思わず、事案を処理することだけを心がけよ」と教わりました。

 そこで、堀馬は試験中、
「9人の依頼人が来る(選択科目は2問なので、2人とカウント)。
 その9人の依頼人の言い分を聞き、その要望に応えて行く」
 と考えていました。
 そして、1科目終わるごとに
「これで、あと7人・・・」
 と妄想してました。
 (妄想代理人)

 
 何が問われているのかを考え抜いた上で、事案を把握し、事案処理のための条文を発見し、当該事案に条文が適用できるか?を検討していく。
 それだけだと思います。
 「事案に条文を適用して処理。事案に条文を適用して処理…」
 これの繰り返し。

 そして、普段の勉強もこの作業に必要な勉強をやれば良いと考えました。


 (まだ続く)




 
posted by 名もなき元受験生のソウル at 20:29| Comment(0) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月25日

使用教材一覧

 堀馬の使用教材を大公開。

・憲法:芦部御大(永遠の芦部)
    ロー入学前に…
  

・行政:答案構成ノート(受験新報)
    訴訟パターン別レジュメ
    行政救済法(条文)
    事例研究行政法
  →基本書を読んだことがない


・民法:内田、近江… もはや忘れた!
    昔の預金で乗り切ったので、余りやっていない。
    事例研究民事法


・会社:うちの先生の本をまとめたノート
    伊藤真条文シリーズ

・民訴:講義案
    条文シリーズ
    林屋
    

・刑法:前田をまとめたノート


・刑訴:授業のときにまとめたノート
    条文シリーズ

・経済:アルマ
    9時間早分かりレジュメ


・全科目共通:百選
       ステップアップ


 憲法、民法は、昔の貯金と答練で乗り切った。
 刑法は、結構キッチリとノートを作成。
  ノートと答練のみ。
 
 勉強時間は、行政、会社、民訴、刑訴、経済に比重を置いた。
  一番時間を掛けたのが民訴だったのに…涙


 自分にあった教材なら、基本書でも予備校本でもジオンが勝利すれば宜しいかと。
 「基本が重要」という場合の「基本」とは、どの本にでも書かれていることを言うと考えるので。
 「あれがネタ本だ」とか流行を追わない方がヨロシ。





 

   
posted by 名もなき元受験生のソウル at 01:32| Comment(2) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

マグネットコーティング その1

 本日は、「書く速度」について書いてみる。

 「書く」という行為は、2ツの要素から成っていると考える。

  1.脳内で文章をひねり出す
  2.それを物理的に書く
 である。


・2について
(1) 万年筆を使用し、筆圧を余りかけず、流すように書く
 筆圧をかけることで手が疲れ、速度が落ちる。
 ペンだこもできる。

 そこで、万年筆。
 万年筆なら、筆圧をかけずに書ける。
 以前は、100円の使い捨てを使っていたが、当たり外れがあり、ひっかかる。
 なので、ある程度奮発していい物を使いたい。
 1万円以上のものをお奨めする。
 


※ただ、文字が下手すぎて読めないというお方には、「流して書く」と読解不能となってしまう。
 そこで、前段階として、ためしてガッテンで紹介されていた文字の書き方の訓練を。
 詳細については、下記のURLを(PDFなので重い)
 http://www9.nhk.or.jp/gatten/pdf/program/P20081008.pdf

 色々書かれているが、同ファイルの一番最後の部分、
 「文字の隙間を均等に書く」
 「ペンの持ち方」
 を読めば足りる。

 レッツトライ。

 
(2) 出来る限り早く書ける文字を検討しておく
 答案に略字は厳禁。
 しかし、ある程度のくずしなら許される。(たぶん)

 たとえば、「さんずい」をキッチリ書かずとも、
sanzui.gif
 
 そして、「を」は
 wo.gif

 良く使う「ごんべん」は、
 gon.gif

 読めるでしょ?
 ron.gif


 こんな感じで略字にならない程度まで崩し、速度を稼ぐ。
 少なくとも、上記の崩しは、実際に答案で使用した。

 一文字一文字の微妙な差が、積み重ねって行くと馬鹿にならないと考える。
 読めれば良いのだ!読めれば!
 (開き直り)
 

 明日に続く



posted by 名もなき元受験生のソウル at 11:35| Comment(7) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月27日

マグネットコーティング・その2 「これがオレのハンサム顔だ!」

 まず、昨日の補足として、堀馬の答案を晒しておく。

 P1000148.jpg
 辰巳の直前模試刑訴(順位は結構良かった)
 18、9行目に「ごんべん」が出てくる。
 (取『調』べ、『評』価)

 いつも、これくらい汚さ・大きさの文字で書いている。
 時間がないときは、もうちょっと汚くなる。
 丁寧に書いても、そんなに変わらないという話もある。


 そして、今日の本題。
 書く過程の第一段階、「脳内で文章をひねり出す」である。

 第二段階である「物理的に書く」速度については、速度の差異の決定的な要因ではないと考える。
 経験上、大雑把にTKしたときには、かなり答案作成に時間がかかったので。
 
 色々試した結果、かなり綿密にTKをし、あとはそれを書くだけの形が早かった。
 (少なくとも私にはあっていた)


 実際に本試験会場での堀馬のTKを晒そう。
 P1000142.jpg
 こちらは刑法。


 P1000141.jpg
 そして、こちらは、刑訴。

 細かすぎるか?
 
 今日はちょっと遅くなったので、TKの内容の解説については、また明日…
 質問受付中。

 

 
posted by 名もなき元受験生のソウル at 02:06| Comment(11) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月28日

マグネット その3

 今宵は、masoさんのブログmasoブロをご紹介。

 勉強方法について、非常に詳細に検討されています。
 要チェックや!

 勉強方法については、最終的には自分に合うものを見つけていくしかないと思います。
 (各人の経験や弱点は異なるので)

 堀馬は昨年のこの時期に、多くのブログを回ったり各種講座を聞いて、答案作成や勉強方法について検討しました。
 使えそうなところを、抽出して、ご自分用に調整して行ってくださいまし。

 

(昨日の続き)
 
 前回書いたとおり、私は、「TKを固め、あとは書くだけ」の方が早く書けるので、TKには時間をかけた。
 今宵は、答案構成について詳しく書いてみる。


 まず、
1 TK用紙を縦に2回折る。(4等分される)

2 欄外にTKに掛けられる時間と答案作成完了リミットを書き出しておく
 (時間の間違えミスを防ぐ)

3 一番左の列は、事実関係のまとめと論点チェックリスト。
 問題文を読みつつ、事実関係を把握し、論点を列挙していく。
 (横にチェックボックスを作っておき、論点オチを防ぐ)

4 設問の配点や問題文の量から答案の量の配分を決定し、TK用紙に大まかな枠組みを作る。

5 問題文を再度読みつつ、枠内を埋めていく形でTK
 答案作成中に条文を引くと答案作成の流れを止めることになるので、条文はTKで書いておく。
 記憶が曖昧な論証については、TKで細かめに書いて確認しておく。

 
 ちなみに、TKは万年筆ではなく、ボールペンを使っていた。
 考えている途中で、万年筆が乾いてしまうので…

 明日は、堀馬の書き込んだ問題文をアップする予定。


 

 
 
posted by 名もなき元受験生のソウル at 01:26| Comment(10) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

問題文の読み方 平成21年刑法、刑訴を題材として

(マグネットの補足)
 答案作成上、邪魔にならない程度で「ひらがな」を使っていました。
 たとえば、「出来る」を「できる」。
 「例えば」を「たとえば」等。

 限度はありますが、画数の多い漢字で、専門用語でないものについては、ひらがなで書いていました。
 

(TK補足)
 平成21年の刑訴のTKについての補足。
 刑訴設問2は写真と説明文との対応が肝だと、勝手に思ったので、具体的なイメージがわく様、こんな感じで書き出していました。
P1000147.jpg
 車の絵とか描きたくなりましたが、我慢したw
 そして、実はあまり意味がなかったという・・・


(本日のお題)
 基本的に「絶対にすべらない答案の書き方」講座を参考にしております。

 まず、設問をチェック。
 重点的にチェック。黄色マーカーでチェック。
 小問戦隊にならないよう注意する。
 (民事は設問ごとの配点が書いてあるので、まずそれをチェック)
 P1000143.jpg

 あとは、読みつつ、当該段落に書かれていることを問題文横に要約していく。
 その際には、問題文の量に気をつける。
   →これに対応させて、答案を配分する
 と同時に、TK用紙に思いついた論点を片っ端から書き出していく。

 赤のボールペン、黄と青のマーカーを使用。
 青は、日時が登場した際に使用した。

P1000144.jpg

 刑事的に問題となりそうな「動詞(行為)」を四角で囲う。

P1000145.jpg
 まず、設問を黄色でチェック。
 日時を青で。 

P1000146.jpg
 添付資料をどう使うか、現場では良く分からなかった…死
 
 参考になれば幸いです。
 このような感じで問題文に書き込んでおりましたよ。


 明日は、「スモール・ステップ」

posted by 名もなき元受験生のソウル at 21:06| Comment(2) | 方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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